サイトのパフォーマンスを上げたいけど、そもそもどこから始めればいいか分からない。
サイト改善を足踏みさせてしまう大きな要因の一つが、この「改善箇所の洗い出し」の難しさ、めんどくささにあるかと思います。

そこで今回は、多くのサイトで「伸びしろ」になっている25のポイントをご紹介します。
どれも今すぐA/Bテストをやってみる価値のあるポイントばかりですので、迷ったらとりあえずここから始めてみてはいかがでしょうか。

メインビジュアルのA/Bテスト
 1. 何についてのサイトかを宣言する
 2. ユーザーが検索しそうなキーワードを含める
 3. 情報量を思いっきり減らす・増やす
 4. 直下のコンバージョンボタンを目立たせる
 5. 流入元を考慮する

キャッチコピーのA/Bテスト
 6. 専門用語を言い換える
 7. よりポジティブな言葉に変える
 8. 具体化する
 9. できるだけ定量で言う
 10. 面倒なことを思い出させる
 11. わざと不安を煽る
 12. 嬉しいシーンをイメージさせる
 13. 社会的評価をアピールする
 14. 利用者の声はできるだけストーリーで

コンバージョンボタンのA/Bテスト
 15. 色の力を借りる
 16. 主要動線を上からたどる
 17. リンク先について知らせる
 18. みんなが知ってるサイトのマネをする
 19. コンバージョンからあえて距離を取る

料金表のA/Bテスト
 20. マジックナンバーを意識する
 21. おとりをつくる
 22. 価格の表記を変えてみる

スマホのA/Bテスト
 23. デバイスごとの特性を掴む
 24. ページの下部でテストする
 25. 「タップできそう」感を際立たせる

 

メインビジュアルのA/Bテスト

1. 何についてのサイトかを宣言する

まずはサイトのトップでどんな商品やサービスを扱っているのか、どんな名前で、何ができるのか、といったサイトの特徴を伝えましょう。特に大切なのは、商品やサービスをビジュアル(画像)で認識できることです。最も分かりやすいビジュアルを選定するためにテストをしてみることも有効でしょう。

2. ユーザーが検索しそうなキーワードを含める

直帰率を下げるには、あなたのサイトを訪問したユーザーに「求めているものがここにありそう!」と思ってもらう必要があります。このとき気をつけなければいけないのは、ユーザーが普段使う言葉を使うことです。同じものを指していても、ユーザーにとってピンと来なければすぐにサイトを離れてしまいます。

3. 情報量を思いっきり減らす・増やす

ページをざっとチェックする際、ユーザーはページ内の全テキストのうち4分の1しか読んでいないともいわれています。「このサイトに自分が求めるものはあるのか?なければ他をあたろう…」という情報探索段階のときは尚更です。
メインビジュアルでは必須の情報を伝えることに集中し、付加情報はページのより下部にまわしましょう。

4. 直下のコンバージョンボタンを目立たせる

メインビジュアルを目立たせることに注力しすぎると、他の箇所が目立たなくなってしまうリスクもあります。特に、メインビジュアルのすぐ下にコンバージョンボタンなどを設置している場合は、そのボタンが埋もれてしまわないように気をつけましょう。逆にそのボタンの色を変えるなどして目立たせるだけで、ユーザーにとっての見つけやすさが向上し、クリック率が上がるかもしれません。

5. 流入元を考慮する

ユーザーが主にどんな経路で流入しているかを考慮してテストしてみるのも一つの手段です。
検索エンジンからのユーザーが多いのであれば、前述のとおり、ユーザーが使う(検索する)言葉に気を配りましょう。
また、広告流入のあるサイトでは、広告のバナーやテキスト内で使った表現をメインビジュアルにも配置することで、一貫性のある分かりやすいメッセージを伝えることができます。

 

キャッチコピーのA/Bテスト

6. 専門用語を言い換える

製品やサービスの名称(固有名詞)や業界内でのみ通じる専門用語などを使ってしまっていませんか?Webサイトでは、ユーザーは疑問を持ってもすぐには問い合わせたりできません。
製品やサービスの名称を認知してもらいたいときは、見出しや説明文を近くにおいて、固有名詞とその内容をセットで覚えてもらえるようにしましょう。

7. よりポジティブな言葉に変える

「ご利用の流れを確認する」よりも「ご利用シミュレーション」、「〇〇の導入例」よりも「〇〇のある生活」といわれた方がなんとなくワクワクしませんか?コピーに気を配ることで、ごく普通のコンテンツにも特別感を演出し、ユーザーの関心を引くことができます。

8. 具体化する

「効果を実感!」よりも「もちもち感アップ!」など具体的な言葉で訴えかけられた方がユーザーはイメージしやすいはずです。より具体的な言葉を使いましょう。さらに、シズル感(購買意欲を刺激するような生き生きとした感じ)のある言葉をチョイスするとより効果的だと考えられます。ユーザーに一番刺さる表現はどれか、テストしてみましょう。

9. できるだけ定量で言う

こちらも具体化の手法の一つです。たとえば「早い者勝ち!」と言われた場合、ユーザーによって「何人までか」の認識にバラツキが生じますが、「先着40名様限定!」と言われると、イメージが1つに定まります。ユーザーにとってより具体的で現実感のあるイメージを持ってもらえるような表現を探求しましょう。

10. 面倒なことを思い出させる

効率アップや時短、手軽さなどを武器にした製品やサービスの場合、製品の魅力をただ伝えるだけでなく、利用しないことによって発生する面倒なシーンをユーザーに思い出させることが効果的です。このシーンがユーザーにとって「あるある」であればあるほど効果的です。

11. わざと不安を煽る

少しいじわるなやり方ですが、ユーザーがまだ気付いていないリスクをイメージさせるのも1つの手法です。「実は周囲からこんなこと思われてるかも…」「〇〇を知っていれば、もっと効果的に△△できるのに…」といったように、「知らなかった!まずい!」と感じさせる小さな不安の提示は、ユーザーの印象に残りやすいはずです。こちらもユーザーにとって「ありそう」なシーンを捉えていればいるほど効果的です。
ただし、あなたのサイト自体にネガティブな印象を持たれてしまう恐れもあるので、やりすぎには注意が必要です。

12. 嬉しいシーンをイメージさせる

今度は上記の逆で、ユーザーがあなたの製品やサービスを利用することで得られるメリットを、具体的なシーンでイメージさせましょう。製品やサービスの魅力に直接接しているときだけでなく、結果として得られた影響までイメージさせるとより効果的でしょう。たとえば「久しぶりに会った友達に褒められた!」「周囲から羨ましがられる!」など、人間関係に言及したものや社会的な評価を上げるものなどは特によく用いられています。

13. 社会的評価をアピールする

特に初めて利用する製品やサービスの場合、失敗したくないユーザーにとっては社会的に認められているという事実があると安心です。既に利用者が多くいる、賞を取っている、公的な機関からお墨付きをもらっているなど、あなたの製品やサービスの信用度を上げるエビデンスがあれば、ぜひアピールしましょう。
このときも「〇〇セレクション第1位」「全国〇〇社以上に導入」など、できるだけ定量で説明できるとより説得力のあるコピーになるでしょう。

14. 利用者の声はできるだけストーリーで

人間は客観的な事実を淡々と説明されるよりも、ストーリー仕立ての方が理解しやすく、記憶にも残りやすいといわれています。サイト内では「お客様の声」などが典型的なストーリーの例でしょう。この箇所をより実態に近く、物語調に仕上げることで、ユーザーの印象に残りやすくなります。

 

コンバージョンボタンのA/Bテスト

15. 色の力を借りる

テストする箇所に悩んだら、まずは「色替え」を試しましょう。
サイトに使われている色の補色(色相環でその色の反対側に位置する色)を使うと、お互いを引き立てあって見つけやすくなります。既に補色が使われている場合は、補色からややずらした色などを試してみましょう。
ただし、薄い色や紫色のボタンは、多くのユーザーにとって馴染みがないため、取り扱いには気をつけましょう。

16. 主要動線を上からたどる

ユーザーに辿ってほしいルートをランディングページからコンバージョンページまで繋いだ主要動線は、サイトの成果を上げる上での要です。主要動線内のどこかに課題がある場合、ユーザーはサイト内で迷い、あなたが取ってほしい行動を取ってくれません。
ランディングページから順番に辿り、ページどうしを繋ぐボタンやリンクでテストしていくことで、効果的にサイトを強化できます。

17. リンク先について知らせる

ボタンをクリックして別のページに遷移するとき、ユーザーはコンバージョンに近付く一方で、離脱のリスクも抱えています。ボタンをクリックして次のページを見てみたが期待していた情報がなかったとき、またページを読み込んで元のページに戻るのは少々めんどくさいことです。「まずはこちらをクリック」のような抽象的なコピーはやめ、「サービスの詳細はこちら」のように次のページの内容があらかじめ分かるようにしましょう。

18. みんなが知ってるサイトのマネをする

交通機関や電力会社、いわゆるナショナルクライアントと呼ばれる大手企業など、多くの消費者の「インフラ」になっているような企業のサイトは、老若男女多くのユーザーが利用するため、「使いやすさ」への配慮が細部に至ってなされています。
また、そういったサイトは多くのユーザーにとって「ホームへ戻るボタンはだいたいこの位置にあるな」といったサイトの使い方のお手本になりやすいため、彼らのサイトから改善のヒントを得ることでユーザーにとって使い勝手のいいサイトづくりができるはずです。

19. コンバージョンからあえて距離を取る

たとえば単に情報収集している段階のとき、「申し込む」や「予約する」といったボタンのラベルには少し抵抗を覚えるでしょう。また、実際の商品の購入完了までにはあと2,3画面あるのに、「購入する」というボタンでは今すぐ買い物が完了してしまいそうな感じがします。
ワンクリックで物を買える時代になったぶん、ユーザーは誤った操作をしてしまわないよう注意を払ってもいます。よかれと思って直接的なラベルを使ったボタンがユーザーに敬遠されていないか、少し間接的な表現を試してみるのもいいかもしれません。

 

料金表のA/Bテスト

20. マジックナンバーを意識する

人が短期記憶として覚えられる情報の数には限りがあります。具体的な数は7とも4とも言われていますが、料金やプランを検討する際にはそれでも多すぎることもあります。記憶できないほど多くの選択肢を与えられると、ユーザーが選択することをあきらめ、サイトを離脱してしまう恐れもありますので、料金やプランに関する情報は簡潔に分かりやすく示しましょう。
また、ユーザーが疑問を持ったときの窓口として、お問い合わせフォームへの動線を用意しておくことも一つの手です。

21. おとりをつくる

先ほどの話とやや矛盾しますが、本命ではないプランを増やす、というやり方が効果的な場合もあります。
不動産屋さんに行って物件をいくつか見て回るとき、最後の最後にすごく良さそうな物件を見せられた経験はありませんか?同じような価格帯の物件の中から、本命ではない物件を先にいくつか見せることで、比較して本命に決断させやすくする手法の一つです。
人間の脳は相対的に比較することを得意とするため、比較対象があると意思決定しやすいのです。売りたい商品やサービスとよく似ているがやや劣るものを同じ価格で並べておく、などはユーザーの意思決定を促す有効な手段といえそうです。

22. 価格の表記を変えてみる

同じ値段でも、表記の仕方によってユーザーの印象が違います。
「1,980円」「2,980円」といった、キリのいい数字から少しだけ下げた価格表記を目にしたことのある方は多いでしょう。これは「少しでも安く見せる」だけでなく、見る人の感覚を「10円単位」の細かさに誘導することで「頭の中のものさし」の精度を上げさせる効果があるといわれています。
どういうことかというと「3,000円」などキリのいい数字を使うと、見る人のものさしも「1,000円単位」になってしまい「高い!2,000円ぐらいでしょ!」と思われる可能性がありますが、「2,980円」など細かく刻んだ数字を使うと「えー、2,500円ぐらいじゃないの…?」といったように脳内の誤差を減らすことができ、適性価格に近いような印象を与えることができるというのです。
これ以外にも、パーセント表示をやめて実数で表記するなど、数字の表記の仕方には色々な表現手法があります。パターンを試して効果を検証してみましょう。

 

スマホのA/Bテスト

23. デバイスごとの特性を掴む

PCとスマホで同じ内容のテストをやってみたが、成果の出たクリエイティブがデバイスによって違った、ということは意外によくあります。比較的ニーズが低い情報収集段階はスマホで、本格的な検討段階に入ってからはPCで、といったようにデバイスを使い分けている方も多いはずです。デバイスごとの特性を理解し、訴求内容を最適化することで成果が得られるかもしれません。

24. ページの下部でテストする

スマホはPCと違って一度に画面内に表示される情報が少ないため、多くのユーザーにとって下方向への素早いスクロールが習慣になっています。あなたの製品やサービスの利用を検討している場合、ページ内のコンテンツをじっくり読んだあと、下部のコンバージョンボタンからコンバージョンすることも多いはずです。
また、ページトップと下部のパフォーマンスを比較することで、読了率などページ内の行動についても気付きが得られるかもしれません。ページ下部でのテストも試しておきましょう。

25. 「タップできそう」感を際立たせる

PCとスマホのもう一つの大きな違いは、「マウスオン」が存在しないことです。そのため、ユーザーはサイト内のどの箇所がタップ(クリック)可能な箇所か、事前に知ることができません。ボタンやリンクは膨らみや丸みを強調するなどし、PC以上に振る舞いに気をつけましょう。

 

まとめ

今回は、今すぐA/Bテストしてみるべき25箇所をご紹介しました。
いくつかのポイントでご紹介したような「サイト改善の定石」は多く提案されているものの、サイトの特性や状況によって最も成果の出るパターンは異なります。まずはA/Bテストでいくつかの可能性を検証してみることで、あなたのサイトにピッタリのパターンを発見しましょう。

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