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2020年07月13日

DMPとは?基本的な知識や導入時のポイント、活用方法まで

近年、さらに注目を集めている「DX推進」。
マーケティング領域においても、デジタル化の波が押し寄せています。

しかし、その鍵となる「データ」については、活用方法をお悩みの方が多いのではないでしょうか。
自社に眠る沢山のデータや、外部データを有効に利用したい場合、「DMP」が役立つかもしれません。

この記事について

1. DMPとは?
 ・ DMPの違い
 ・ DMPを導入するメリット

2. DMP導入時のポイント
 ・ 課題を明確にする
 ・ 目的を明確にする
 ・ 3rd パーティデータが活躍するシーン

3. JuicerはどのようなDMPなのか?
 ・ Juicerのおすすめポイント
 ・ 発展的にデータを活用したい場合

 

1. DMPとは?

DMPはデータ・マネジメント・プラットフォーム(Data Management Platform)の略で、様々なデータを管理・活用する基盤となるものです。

データを集約して管理することで、分析や施策といった様々な用途にデータを利用しやすい仕組みをつくることができます。

一口にDMPといっても、いくつかの特徴で違いがあります。
この違いを知り、自社の課題解決に最適なDMPを選択しましょう。

DMPの違い

まずは扱うデータの違いを理解していきましょう。

  • 1st パーティデータ
    企業が自社で収集するあらゆるデータ。
    自社のCRMデータとして保有する顧客情報や販売データのみならず、自社ウェブサイト・アプリ上で収集するユーザーデータも、1st パーティデータにあたる。
  • 3rd パーティデータ
    自社または関係する企業 (パートナー企業)以外の第三者が収集・提供するデータ。
    位置情報、ユーザーの属性、興味関心、行動ログから類推されたデータなど、該当するものは様々。

さらにDMPは1st パーティデータを保有するか否かにより、2種類に分けることが可能です。

  • プライベートDMP
    1st パーティデータを主に扱うDMP。
  • パブリックDMP(オープンDMP)
    3rdパーティデータで構成されたDMP。
    1st パーティデータより膨大な量のデータを保有している。

DMPを導入するメリット

・ データを一元的に管理

店舗からウェブサイトまで、あらゆる場所で収集したデータを集約して管理することができる。
さらにユーザー単位でデータを統合することにより、顧客一人ひとりの詳細な情報が得られる。

・顧客とのコミュニケーションを最適化

行動パターン・趣味嗜好など特定のルールでユーザーを分類し、それぞれ応じたアクションを行うことで、顧客と最適なコミュニケーションをとることが可能になる。

 

2. DMP導入時のポイント

DMP導入の検討前に、データ活用について自社の状況を整理してみましょう。ここからは、導入検討時に考慮すべきポイントを2つご紹介します。

課題を明確にする

自社が抱えている課題は、DMP導入によって解決できるでしょうか?

例えば、単純にデータを「保管する」ことが課題であれば、DWH(※)など、DMP以外のツールが役立つ場合もあります。

一方、データを統合しながら広告配信やメルマガなど、施策まで一貫して行いたい場合はDMPがおすすめです。

(※)DWHとは…
データウェアハウス(Data WareHouse)、データを時系列で統合的に管理するツール。データの保管庫。

目的を明確にする

DMPごとに強みとしている機能や領域が異なります。目的に応じて検討を進めましょう。

DMPの主な用途はデータ収集のほか、
顧客のセグメンテーション、マーケティング施策、分析となります。

顧客のセグメンテーション、つまり収集されたデータから特定条件下でユーザーを分類し、データとして利用可能にすることまでがDMP本来の機能です。
しかし、広告やメール配信などのマーケティング施策まで行う機能を備えたものもあります。

さらに、分析においては外部の主要な分析ツールと連携していたり、独自に分析機能を有しているDMPも存在します。

事前に活用方法を想定し、それに応じたDMPを選定できると良いでしょう。

3rd パーティデータが活躍するシーン

3rd パーティデータを扱うパブリックDMPの強みは、自社では得られないデータを大量に保有している点です。

例えば、「アウトドア志向」「ファッションECサイトの利用が多い」等のユーザーの趣味嗜好、オンライン上の行動に関する情報です。

3rd パーティデータの活用により、自社データのみでは可視化することが困難だった「インサイト」とも呼ぶべき、顧客のニーズや潜在意識を知ることが可能となります。

1. より深く顧客を理解する

自社データからは見えてこない情報を3rd パーティデータから補完することで、
これまで見つけられなかった既存顧客の潜在的なニーズや、より鮮明なペルソナを導くことができます。

2. 新たな顧客となるユーザーを見つけ出す

ユーザーが顧客となる前、つまり匿名性のある状態でも、年齢・性別や興味関心といったデータを得ることができます。
これらの情報から既存顧客と類似するユーザーを探すことで、新たな顧客を開拓することできます。

さらに近年では、プライベートDMPにパブリックDMPのデータを繋ぐケースもみられます。

3rdパーティデータを接続することで、ユーザーの自社サービスに対する熱量を測ったり、興味関心に合わせてパーソナライズされた施策を実行できる点がメリットです。

 

3. JuicerはどのようなDMPなのか?

Juicerは、3rdパーティデータを扱う「ユーザー分析DMP」です。
自社のウェブサイトに訪問した、匿名状態にあるユーザーの分析を得意としています。

juicerblog0713_juicer

アクセスログ以外に情報を持たないユーザーの一人ひとりを企業情報や地域情報、クチコミや各種モニターデータを活用しながら分析し、属性や興味関心などを探ることができます。

そのほか、サイト内でのA/Bテスト、ユーザーの熱量に合わせたポップアップ表示など、サイト改善のためのアクション機能が搭載されていることも大きな特徴です。

DMP 兼 サイト改善ツールという側面を持つ、ユニークなサービスと言えるでしょう。

>>Juicer公式サイト

Juicerのおすすめポイント

・ 分析結果が分かりやすく可視化されている

例えば、Juicerには「ユーザーの熱量」を分析する機能があります。

サイト訪問〜コンバージョンに至る過程の中で、「認知」「興味」など、サイト上に訪れたユーザーが「今どのステージに何人いるのか」視覚的に確認することができます。

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各ステージにおける年齢・性別の分布や、オンライン上でアクティブな時間も分かります。

ステージごとに特徴を比較したり、「興味・関心」や「検討中」のユーザー像に合致したコンテンツを作成することで、ユーザーの購買意欲を高めるような施策を行ってみても良いでしょう。

また、各ステージに紐づく訪問ユーザーの企業名も表示されるので、どのような企業が高い関心を持ってサイトに訪問しているのか知ることができ、BtoB企業にもおすすめです。

・ コストをかけず、気軽に試せる

登録後、サイトへのタグ設置だけで簡単にデータ取得ができます。

さらに、基本的な機能はすべて無料で利用可能ですので、まずは小規模に試したい方におすすめです。

手軽にDMPを利用してみたい、ウェブサイト訪問ユーザーの属性や興味関心の分析結果を一目で確認したい方は、是非Juicerに登録してみてください。

>>ご登録はこちらから

発展的にデータを活用したい場合

取得したデータの活用をサポートする、有料プランも用意しています。

juicerblog0713_plan

Juicerでは様々なデータの分析結果から、ユーザーが「どのような物事に、どれだけ関心を抱いているか」を知ることができるようになっています。

もちろん、自社で1st パーティデータを蓄積しているようあれば、熱量の高い既存顧客と類似したユーザーを探索することも可能です。
3rd パーティデータを組み合わせることで、より緻密な顧客セグメントの作成もできるようになります。

Juicerで取得したデータを広告配信にも利用できるよう開発を進めていますので、今後も活用の幅は広がっていくでしょう。

ご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。

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