2021年01月06日
【初心者向け】DMPを活用した広告配信とは
近年、マーケティングにおいてデータ活用のニーズが高まる中、DMPでユーザーデータを活用し広告配信する企業が増えています。
その中で「DMPは知っているけど、なぜDMPのデータから広告を配信するのかよくわからない」という方向けに導入のメリットやマーケティングでの活用方法などを紹介します。
◆2つのターゲティング
1.配信面に対するターゲティング
2.ユーザーに対するターゲティング
DMPとは?
DMPとは「Data Management Platform(データ マネジメント プラットフォーム)」の略で、インターネット上に蓄積された様々な情報データを管理・活用するための基盤となるものです。
DMP上ではユーザーに関する様々なデータが集約されています。
特にパブリックDMPは自社が持たないユーザーの属性、Web上の行動履歴などのデータが蓄積されており、広告配信を始めとする様々なマーケティング施策に活用することができます。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
>>「DMPとは?基本的な知識や導入時のポイント、活用方法まで」
ターゲティングの必要性
広告施策では、本当に広告を届けたいユーザーへ広告配信するための「ターゲティング」を行うときにDMPのデータが役立ちます。
そもそも、なぜターゲティングが必要なのでしょうか。
特定のユーザーに絞って広告を見せることで無駄な広告の露出が抑えられ、結果として費用対効果が高くなるからです。
例えば、新商品の「コスメ」をプロモーションをする場合、コスメを必要としないユーザーに宣伝することは効率的とはいえません。
主な購買層である女性をターゲットにした方が認知・購入につながりやすくなります。
加えて、商品の価格が高ければ30代以降、プチプラの商品であれば10代後半〜20代と、ターゲットの年代を絞ることができればさらに広告効果は高まります。
2つのターゲティング
さて、ターゲティングについてもう少し深掘りしてみましょう。
実はターゲティングは大きく分けて2種類存在します。
1つめは配信面に対してターゲットを絞る考え方です。
1.配信面に対するターゲティング
例としてテレビ広告で考えてみましょう。
マス広告の代表格であるテレビ広告で、主婦層に商品を宣伝したいときには、お昼の時間帯で放送されている主婦向け番組にCMを流すことがよくあります。
テレビ広告は配信するコンテンツ・時間によって視聴者が違う為、テレビ番組という配信面(=プレイスメント)でターゲティングを行う事を得意とするからです。
これが1つめの配信面でターゲットを絞る方法です。
一方、ユーザーに対してターゲットを絞ることもできます。
2.ユーザーに対するターゲティング
先ほどのテレビ広告の例を再び考えてみましょう。
主婦をターゲティングする場合、必ずしも主婦だけがお昼の番組をみているとは限りません。夏休み中の学生が番組をみているかもしれませんし、有給をとったお父さんが番組をみているかもしれません。
狙いたいターゲットが明確に決まっている場合、配信面よりもユーザー自体に焦点を当ててターゲティングをすることが有効です。
属性、興味関心、ウェブ上の閲覧行動、位置情報など、ウェブではマス広告と比較すると遥かに多い情報を駆使してターゲティングをすることができます。
このように細かくユーザー単位でのターゲティングができる点が、ウェブ広告の強みともいえます。
DMPを用いたターゲティングをするメリット
ここからはDMPのデータをターゲティングに活用するメリットを解説していきます。
それはずばり、対象の「幅が広がる」ことです。
冒頭で説明したコスメの例を使って考えてみましょう。
先ほどコスメの例では、性別・年齢の二つの観点からユーザーを絞りましたが、それ以外にもターゲティング対象を設定することで、より広告を届ける価値のあるユーザーにリーチできるようになります。
「メイクが好き」「美容意識が高い」などユーザーの興味・嗜好が分かれば、より精度が高くターゲティングができますが、そこで役立つのがDMPが保有するデータです。
パブリックDMPを活用すれば、化粧品購入サイトによく訪れている、メイクに関する記事を高い頻度で閲覧しているといったユーザーを特定することが可能になります。
このようなデータはなかなか自社だけで取得することが難しく、かつパブリックDMPでは保有するデータ量が非常に多いため、ターゲティング配信に活用しやすいというのが大きなメリットです。
JuicerDMPを使った広告配信
Juicerは個人情報を特定しない範囲で、匿名ユーザーの様々な情報を蓄積しています。
その特徴の一つは、ユーザーの網羅性の高さです。
月間6億ユニークブラウザ規模という、国内でも最大級のデータを保有するDMPであり、多様なデータソースからユーザーを様々な項目で分類しています。
このJuicerのデータを利用し、自社では捕捉できないオーディエンスのデータをもとに広告配信をすることで、広告施策の効果を高めることが期待できます。
配信先としては、500を超える媒体に掲載可能な日本初のネイティブ広告プラットフォーム「LOGLY lift」をはじめ、各種SNSやDSPを配信先として利用可能です。
また、広告配信セグメントのみご提供のほか、セグメントデータ連携か広告運用までをお任せいただけるプランもご用意しております。
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